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夏コミ新刊① 「DROP INTO THE NIGHT」 

夏コミ1日目、8/10(土)の新刊・1冊めのサンプルです。
『DROP INTO THE NIGHT』 全年齢向け・オフセ・60p。

drop

パラレルです。
他キャラは原作準拠ですが、イワンが吸血鬼(!)です。ちゃんと空折です。…の、はずです。
流血(というか吸血)表現がありますので苦手な方はご注意下さい。ホラーでは全然ないです;
ここには出てきませんが、砂+折もちょこっとあります。

…ええと、それから夏コミ新刊2冊めもご一緒にお買い上げ下さった方にはおマケ小冊子をおつけします。「セットで」とお申しつけ下さい。
ノベルティって憧れてたけど、結局OKOnomyで出来るのはこんな形くらいしか…(ヨヨヨ)。




本文サンプルは「続きを読む」に。

★☆★☆★☆★☆★☆


本文サンプル。冒頭部分です。




1.


「最初の『スカーイハーイ!』はこっちにお願いします」
 クリップボードに留めた絵コンテを掲げて助監督が言った。
「カメラはこっちから、こう…で、右斜め後ろで一回目の爆発です」
 ひとつうなずいて、スカイハイは振り返った。背後では特殊演出班が爆破の準備をしている。
「間をおかずに逆を向いて、もう一回ポーズ決めてください。今度は左斜め後ろでドカーン、です」
 ここはCM撮影の現場だ。様々な人々が忙しげに立ち働いている。
「カメラテストをやって、風がおさまったら本番です」
「了解した」
 助監督は「よろしくお願いします」と踵を返そうとする。その進行方向からやってきたスーツ姿の二人の会話が嫌でも耳に入った。
「どうなんですかね。やっぱりヒーローの背後で爆発って、その…イメージ的に」
「あー…何か、任務失敗したっぽいカンジが?」
「ちょっと! いまさらそんなこと言われても! 爆破のためにこの工事中の敷地を借りたわけで」
 喰ってかかろうとする助監督にスーツの二人は顔を顰める。二人はどうやら広告代理店の社員らしい。
「いや、僕らは思いついたことをつい言ったまでで」
「そうそう。僕たちに決定権なんかないですから」
「『おいしさ大爆発!』ってイメージなんですから! 第一、おたくのコピーライターの案でしょう、これ」
「わかってます、わかってますよ」
 目の前の口論に割って入るべきかとスカイハイが躊躇していると、背後で叫び声があがった。
「どうした?!」「怪我か?!」
 何人もが叫び声のしたほうへと駆け出していく。爆破準備をしている辺りだ。助監督も顔色を変えてすっ飛んでいった。
「俺たちは無事だよ! 何か埋まってる!」
 死体だのミイラだのといったざわめきも聞こえてくる。スコップで掘った、さほど大きくない穴の周りに人垣が出来つつあった。穴の底から一部破損した木箱が出現し、その中から人間の体のようなものが覗いていた。
「これ、人間の足に見えないか…くそっ、動かん」
「手を貸しても?」
 人の輪の後ろからヒーローが顔を…中世の騎士のようなマスクを覗かせた。おおっ、と歓声があがる。
「頼みます! 彫刻か何かのような気もしますが…」
 スカイハイが意識を集中させている間にスタッフは退避していく。中にはちゃっかりハンディカムを回している人もいた。
「――スカーイハーイ!」
 力加減に気をつけて腕を振るう。鎌鼬に似た、ただし巨大な空気のカッターが固い土砂を削っていった。
「出た出た!」「おい、これ…やっぱ人間じゃ…」
 ヒーローが後退するとワッとスタッフが駆け寄る。
「……おい、生きてるぞ!」
 さっき真っ先に穴に飛び降りたスタッフが木箱を壊すと叫んだ。息を飲む音があちこちから上がる。
「まじかよ、土に埋まってたんだぞ!」
「レスキューを呼んでくれ! 見たところ外傷はない…ああ、かすかにだが息はある! 脈拍は弱いな……お前はあっち行ってろ、腕から血が出てるじゃねぇか」
 一度は下がったスカイハイも最前列まで歩み寄った。何人かに抱え上げられて地面に横たえられた男性は、ひび割れそうなほど乾燥した皮膚の中で、なぜか唇だけが目に刺さりそうな赤い色に見えた。それに、不思議と浮浪者のように垢じみてはいない。白っぽいブロンドの髪が風に揺れている。顔を覗き込むと同じ色の長い睫毛がわずかに震えているようだ。
「これが一段落しないと撮影は続行できませんね」
 いつの間にか隣に来ていた助監督がため息をつく。
「それにしても見つけられてよかった」
 スカイハイがうなずくと、その背後で応急処置を受けながら第一発見者が首をひねっていた。
「……でも、本当にさっきはミイラみたいに見えて」
 彼の腕には、確かに傷がある。彼にとっては命に別状のない掠り傷だが、そこから零れた血によって、その日、命を取り留めた存在をまだ誰も知らなかった。


 ヒーロー・スカイハイのスーツを脱いだキースが、その翌日病院を訪れたのは、同僚の見舞いのためだ。
 飼い猫と遊んでいて階段から転げ落ち脚を折ったという不運な男を、同僚たちと慰め半分、もう半分ではからかって談笑し、来週には松葉杖で出勤してくると聞いて激励すると、病室をあとにした。
 このあとに予定があるという同僚たちとロビーで別れたキースは、壁に浮き彫りになった今訪れている病院の名前が記憶に引っかかることに気がついた。
「……ああ、そうか」
 昨日、CM撮影の工事現場で倒れていた人物…彫刻だかミイラだかと見間違えられた男性は、確かこの病院に運ばれていったはずだ。スタッフたちと救急車を見送ったことを思い出す。
 彼は一体、どうしてあんなところに倒れていたのか。あのときは息があると言われていたはずだが、助かったのか。今どうしているだろう。
 今朝のTVニュースでは彼らしき人物の話題はなかった。そうだ、彼に外傷はなかった。単なる行き倒れであればニュースになどならない。当たり前のことだ。
 そのとき、フッと意識が遠のくような感覚があった。思わずキースは、ロビーの空いているソファにフラフラと腰を下ろす。
 額に手をやりながら、キースは立ち眩みを起こしたことに戸惑った。子どもの頃から体が丈夫なことが自分でも自慢で、か細い女性たちのように貧血の経験もない。さほど疲れている自覚もなかった。
 キースは立ち上がった。踵を返し、出入口の自動ドアではなく、奥のエレベーターへと向かう。
 なぜそちらに向かうのか、キース自身もよくわからない。帰路につこうとしていたはずだ。けれど、人差し指がしっかりと七階の丸いボタンを押し込んでいた。
 七階でエレベーターを降りたキースは、廊下を進んだ。足はよどみなく動き、何かを探すように顔を左右に向けることもなかった。
 躊躇いなく病室へと入っていく。そこは一人部屋で、中央に置かれたベッドに横たわる人物を目にしたとき、キースの口からふーっと長い息が漏れた。
 見覚えがある。昨日、土砂に埋もれていた彼だ。
「ここは……?」
 そうつぶやくと、キースは周囲を見回した。怪訝な顔で病室を眺める。自分の足で歩いてやって来たというのに、まるで夢から覚めたばかりのようだ。
 視線を前に据え、キースはベッドに近づいていく。
「……若い」
 思わずそんな声が漏れる。横になっているのはまだ十代の終わり頃の男性だ。昨日見たときはもっと年配というか、少なくともキースより歳が上に見えた。銀に近い色の髪と乾燥しきった肌からそんな印象を受けたのか。
 彼の腕には点滴のチューブが繋がっていた。その効果か、昨夜ほど乾燥しきった肌ではなくなっている。青白い顔色でまだひどく痩せ細った体のままなのは当たり前だが、状態は驚くほど回復していた。
 ふと、その唇が動いているのが目に留まる。そこだけ赤い色をした唇で、彼は何かつぶやいている。
 ナースコールのボタンを探したものの、キースは先に自分が聞いても構わないだろうと顔を近づけた。
「ここにいる。聴いているよ」
 かすかな息が頬に当たる。耳に届いた掠れ声。
「……ください」
「いいとも、何が必要なのかな」
「……あなたの、血を」
 血? 血というのは血液のことだろうか。聞き違えではないのか。輸血をしろと要求しているのか?
 聞き返すべきか、それとも彼の顔を覗きこもうか。キースは選択を迫られた。
 その一瞬の躊躇の間に、ベッドの上の体が起き上がった。電流でも流されて痙攣したように見えるほど素早く、彼は胸から上を手をつくことなく押し上げた。瀕死の人間の動きではない。
 キースの首筋に息がかかった。冷たい吐息。
「――うぁっ」
 衝撃に思わず声をあげる。
 熱い。首筋が燃えているようだ。皮膚の下、奥深い場所が灼けるように熱い。
 なんだこれは。これは一体――。
 膝が崩れた。スニーカーの裏が滑って上体が倒れる。
 首筋からは燃えるような感覚がまだ去らない。キースは力の入らない腕を叱咤し、首へと手を近づけた。
 指先が触れたのは、細い顎だった。まずい、とキースはハッとする。病人の上に倒れ込んでしまったらしい。
 頬には下敷きにしてしまった病人の鼻息がかかる。荒い呼吸。
 早く退いてやらなければ、と思うが脳からの命令が筋肉まで伝わらないような感じだった。
 耳には断続的な音が伝わってくる。何かを啜る音。嚥下を続ける喉の音が、真下から聞こえる。
「な、っ……」
 何故だ、何なんだ――キースは痺れて震える指先を動かした。左手を病人の顎から、上へ。彼の唇は自分の首筋に当たっていた。
 当たっているとは控えめな表現だ。彼はキースの耳の斜め下、頸動脈の走るあたりをがっちりと唇で咥え、その下では喉を鳴らし続けている。唇の奥で、キースに灼けるような感覚を味あわせているのは、皮膚に深く喰い込んだ彼の歯だ。不思議と、痛みは感じない。
 まさか。
 考えようとするキースを眩暈が襲った。
 重体に見えていた彼が、自分の喉に喰らいつき血を飲んでいる。現実味もないし馬鹿らしい話だが、そうとしか思えない。
 彼は譫妄状態だったのだろうか、人の歯で動脈が食い破られるのか。しかし、現実にそれが起こっている。
 キースは無我夢中で手を動かした。彼の唇からさらに上へ。ごく間近にあるキースの頬に息を吹きかけている、鼻へ。彼の口が自分の首にぴったり貼りついているなら、鼻を塞ぐしかない。もうどれくらい出血したのかわからないが、これ以上血を吸われるわけにはいかない。
手をついて体を支えようとするが、指がうまく開かずにシーツか上掛けを裂いてしまった。布の裂ける手応えとそれらしい音がしただけで、体を起こせない。
 とにかく指先を自分と彼の頬の間に捩じ込む。尺取虫のように指を曲げ、伸ばし、病人の小鼻を押し潰すような形でその呼吸を妨害する。
「…ぅ…ん……」
 小さな声が漏れた。彼が口を離したのだ。
 赤ん坊がぐずる直前のような甘く明るい響きを帯びている。さっきの皺枯れた声を出していた同じ人物の声とは思えなかった。
 キースの首筋と彼の口の間に隙間ができる。舌の鳴る音。唇が離れても首の傷が塞がるわけではない。彼は滴り落ちる血を舌を鳴らして飲み込んでいる。
 待って、と血を舐める合間に彼はつぶやいた。
 その声はまるで睦言のようだった。恋人に甘く強請るのに似た響き。
「…待っ、て…もぅちょっと、だけ……」
 キースの背中に腕が巻きつけられた。そのままぎりぎりと締めつけられる。
 下敷きになった彼は、一度大きく口から息を吸うと、ふたたびキースの首に喰らいついた。
「……う、ぁ…」
 死ぬのか、と感じた。
 彼は一体何者だったのだろう。自分はここで死ぬのか。助けた相手に、血を吸われて。
 それが限界だった。キースの視界は白くハレーションを起こし、彼の鼻を塞いでいた指からも力が抜ける。
「ん…ふ……」
 キースの指から解放され、血を啜る彼が満足そうに鼻を鳴らす音がした。


 絶叫が聞こえた。正確には、絶叫の余韻の中でキースは目を覚ました。
「――な、何してるんですかぁ?!」
「ええと、あの……」
 耳元で気弱そうな声がしている。
「ここをどこだと思ってるの?! 病院よ!!」
 ひどく腹を立てているらしい女性の怒声に、キースは顔を上げた。戸口で白衣をまとったナースが仁王立ちになっている。顔と言わず耳まで真っ赤にして、彼女はキースを見下ろしていた。
 キースの耳元でもう一度申し訳なさそうな声が訴える。若い男性の、まだ少年じみた声。
「待ってください。ごめんなさい、もうしませんから」
「大体、ここにいた患者さんはどこなの?! あの人、動けなかったはずよ! どこにやったの?!」
「あの、僕たち何も……」
「そこにいなさい!! 警備員を呼ぶわ!!」
 ナースはそう叫ぶと、身を翻して駆け出していった。
 何が起きているのかわからない。キースはかぶりを振った。どうやら、自分は死んではいないようだ。
「ごめんなさい。大丈夫…ですか?」
 その声が自分に向けられているらしいと気づき、キースは声のするほうに首を巡らせる。
 頬を擦りつけんばかりの近くに顔があった。随分整った顔立ちだ。まず、長い睫毛に縁取られた大きな瞳が目に飛び込んでくる。綺麗な紫色だ。瞬きを繰り返す睫毛は薄い色合いで、プラチナに近いブロンドの髪と同じ色だろうか。スッと通った鼻筋の下で、端がちょっと捲れたような唇がむずむずと動いた。
 観察している場合ではない。距離が近すぎる。どうやらキースは彼の上に覆い被さるような姿勢だった。慌てて起き上がる。彼はベッドに寝そべり、肘をついて体を起こそうとしていた。
「これは失礼! そうだ、立ち眩みがして…」
 いや、それはこの病室に来る前、ロビーでの出来事だ。では、この部屋では? ここでは何があった? なぜ自分は彼の上で倒れるような格好をしていたのか、キースはすぐに思い出せずにいた。
「悪いのは僕です。具合はどうですか?」
「私なら大丈夫だよ。きみが悪いだなんて、どうして? きみは病人、で……ええと、その格好は?」
 キースはベッドから体を起こす青年に目を向けた。体を離してみると、病院から貸し与えられて彼が着ている薄っぺらい寝巻きは大きく肌蹴け、片方の袖が引き千切れかけている。
「病院の人…僕らが、あの…変なことしてるって、勘違いして……」
「変な、こと? あ、ああ!」
 鈍いと評されるキースにも意味はわかった。ベッドの上で二人が折り重なり、下になったほうの服が肌蹴けたり千切れたりしているなら、普通の大人が見たらいかがわしい行為をしていると判断するだろう。あのナースもそう判断したに違いない。
「警備の人が来るなんて、困ります……」
 青年は困り顔でドアに目をやった。キースにしても警備員を呼ばれるのはまずい。同僚の見舞いに来たはずの病院で、別の病室に入り込んで見知らぬ若者と淫らな行為に耽っていた、などと所属会社に連絡が行くだなんて願い下げだ。
「出ようか。とりあえず、これを着るといい」
「ありがとうございます」
 キースは自分の着ていたフライトジャケットを脱いで差し出した。彼は、もう着ているとは言えないような寝巻きの上からそれに袖を通す。きょろきょろと病室を見回してから、使い捨てなのか紙のような素材で出来たスリッパを履いた。
 廊下へ出るとキースは足早にエレベーターへと向かった。彼も隣をついてくる。上着を貸したので当たり前といえば当たり前だ。
「きみは、ここへどうやって来たの?」
「ええと…」
「お医者さんかナースに連れてこられたのかい? 付き添いの誰かは? どうしてさっきの病室に?」
 彼は口をモゴモゴさせるだけで、はっきりしたことを語ろうとしない。難しい病気で初対面の相手に話したくないのか、とキースは考えた。それとも、若い男性が気恥ずかしく感じるような病気や症状だとか。
 先に自分のことを喋ってやる。
「私は、同僚の見舞いでね。自分の車で来たから、向こうの駐車場に車を停めていて」
「僕もそうです。ここへは…車で。乗せてもらって」
 二人はエレベーターに乗り込んだ。キースの指が階数ボタンの上をさ迷う。
「何階まで?」
「……あの、一緒に」
「いや、だけどきみは、その格好は…検査だとしても服をそのままというわけには……」
 彼はキースの隣に並ぶと、ほっそりとした指でロビーのある階数「1」のボタンを押す。キースはなぜか言葉を失った。距離が近い。借り物のフライトジャケットを着た彼の腕は、元の持ち主の腕に絡みそうなほどだ。
 長い睫毛の下から紫色の瞳でじっと見上げてくる。
「ロビーに、付き添いのご家族でも待っているのかな? 頭がぼぅっとするのかい? 聞こえている?」
「……僕じゃ駄目なのかな、うまくいかない」
 わずかに眉を寄せると、ちょっと甘えるような拗ねるような口調でそんなことをつぶやいた。
「何だって?」
 キースが聞き返したが、彼は紫の瞳で見つめ返してくるばかりだ。何を考えているのだろう。
「そういえば、あの病室の患者さんを知らないかい? 昨日運び込まれて、さっき私も見かけたはずが……」
「――それ、僕です」
「え?」
 キースは彼の顔を覗きこんだ。隣にいるのが同一人物? まさか。さっきは、どう見ても重体で、げっそりと痩せていて肌も青白くて……そして、何かつぶやいていた。掠れ声で、何かがほしいと……。それから……
 ふぅっと息をついて、彼は視線を下げた。「ごめんなさい」と小さな声をこぼす。ああ冗談か、と苦笑しようとしたキースの両頬に、彼の両手のひらが添えられる。キースは頭を上げようとした。できなかった。耳の上あたりに彼の指先が食い込んでいる。
 食い込む指。覚えがある。そうだ、ついさっき……あの病室で、背中に絡みつき、食い込んできた指先。捕食中の昆虫のように、自分より大きなキースの体をぎりぎりと抱き締め、引き寄せた手。
 捕食。そうだ、さっき確かに自分は彼に喰らいつかれていた。喉に捺された、灼けるような感覚。
 ください、と彼は訴えてきた。あなたの血を、と。
「き、みは…さっきの……」
 確かめることはできなかった。唇がぶつかるように噛み合わせられる。間をおかず、地面へと降りてゆく密室の中でキースの意識はプツンと途切れた。


(サンプルおわり。)


…よろしくお願いします!



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Posted on 2013/07/24 Wed. 23:50 [edit]

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